感動もので涙を流す。
涙が流せることに
この上ない嗜好を感じるようになった。
小さいとき涙は比較的悪だった。
泣き虫と貶されることを恐れ、
人前では涙を必死にこらえていたような気がする。
世間では”涙活”なんて言葉が生まれていることも知らずに。
そんな冒頭はどうでもよくて
よくある感動もののテーマとして
「家族」や「子ども」
こんなキーワードが挙げられると思う。
そんなキーワードに関連した有名な物語を1つ記録として。
涙の10段飛び
ある1人の園児がいた。
その子は母親の病気よって
卒園前に引っ越しをすることになってしまった。
これによって
例年行われていた跳び箱の発表会が
前倒しで開催されることとなり、
6歳ながらに跳び箱10段に挑戦するというもの。
多くの仲間とその親御さん達に見守られ
何度何度も挑戦するが超えられない高い壁。
たくさんの人に応援されながらの挑戦には
小さい体では背負いきれないほどの大きな重圧を感じていただろう。
そんな失敗を繰り返す中、
1人の先生の声かけから年長の園児全員での円陣が組まれる。
「できる!できる!できる!」
全員が息を合わせて叫んだ。
そして次の瞬間。
何度も超えられなかった自分よりも高い跳び箱を
見事に飛び越えていったのだった。
惜しみない拍手と歓喜の声で会場は包まれた。
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